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研究分野と研究内容

電気エネルギー変換工学分野 (神野雅文,池田善久)
プラズマの制御と計測の技術を背景に、環境保全に役立つ技術の開発を基本テーマとしています。具体的には、プラズマを用いた遺伝子導入技術の研究や除菌技術、植物や魚類の成長促進、快適な照明環境実現や道路照明の研究を行っています。

電気電子応用分野 (本村英樹)
プラズマは遺伝子導入や有害物質の処理、半導体加工等に幅広く用いられています。計算機シミュレーションとレーザを用いた実測により、設定した条件でプラズマがどのように発生し、活性種がどこにどれだけできるかを明らかにし、用途に応じたプラズマの最適な設計指針を示すべく研究を進めています。

高電圧工学分野 (門脇一則,弓達新治)
液体および固体誘電体の高電界下での物理現象、ならびに放電応用に関する研究を行っています。具体的には、固体・液体中での絶縁破壊前駆現象の光学および音響計測・診断や、高速繰り返しパルスプラズマによる排ガス・廃液処理技術の開発を行っています。

応用数学分野 (井上友喜)
電気電子工学と数学に関連する諸問題に関する研究を行っています。具体的には、カオスとゆらぎ、カオスと回路、セルオートマトンとその応用、ニューロンとカオス、カオス写像の結合系等の研究を行っています。なお、井上の専門は数学、特にエルゴード理論です。

酸化物エレクトロニクス分野 (寺迫智昭)
酸化亜鉛、酸化銅、酸化スズといった酸化物半導体材料の化学溶液析出法(CBD法)や大気圧CVD法による薄膜およびナノ構造成長技術の確立とこれらの材料の太陽電池、光触媒、紫外線検出器、ガスセンシングデバイスなどへの応用を目指している。

ナノ・エレクトロニクス分野 (下村哲)
ナノスケールのサイズをもつ半導体に閉じ込めた電子や正孔が示す特性を利用して、高性能の半導体レーザや新しい光源を開発します。ナノスケールの半導体の細線をぎっしり密に並べて、偏光の安定した面発光レーザの実現を目指しています。

光デバイス工学分野 (上村明)
ディスプレイデバイスおよび発光材料に関する研究を行っており、具体的には、蛍光体粒子表面の自己修飾や、粉末EL用赤色蛍光体の特性評価等を行っている。

通信システム工学分野 (都築伸二)
スペクトル拡散通信技術を応用した電力線通信やLPWA(Low-Power Wide-Area)無線などのIoT(Internet of Things)通信システムに関する基礎研究と、それらの成果を社会実装するための研究を行っています。

情報ストレージ分野 (岡本好弘,仲村泰明, 西川まどか)
ハードディスク装置(HDD)やDVD装置などの情報ストレージ装置の高密度化になくてはならない信号処理技術の研究を行っています。特に、次世代HDDの記録方式として注目されている垂直磁気記録に適した記録符号化、リードチャネル、誤り訂正の研究に力を注いでいます。

電気物性工学分野 (尾﨑良太郎,塚本脩仁)
光学材料や電気電子材料について実験と理論の両面から研究を行っています。光物性の研究は、ナノフォトニクスやメタマテリアルといった新興技術にも関連しており、センサー、ディスプレイ技術、新材料の開発に重要な役割を果たしています。電気物性の研究では、ナノコンポジット絶縁材料などのメカニズム解明などを目指しています。

情報フォトニクス分野 (齋藤卓)
光は生体内を観察する基本的なツールであり、現代では、顕微鏡、遺伝子解析装置から内視鏡などの医療機器まで、生命・医科学を支える大きな基盤技術となっています。光学、情報科学、生命科学を融合し、開発と応用を一体とした学際研究を通して、バイオイメージング分野における先端的な技術開発研究を推進しています。


パルスでストリーマ放電

触れるプラズマで遺伝子導入


スマートな電力供給

光を操る(透明マント)


面発光レーザ作製用分子線エピタキシ装置